エッセンシャルオイル(精油)の使い方・注意点・選び方などを紹介します。希釈して使う方法から、そのままで使える方法まで様々な用途があるのが特徴です。香りの種類も幅広いので、自分に合った香りを見つけたりブレンドしたりして香りを選びましょう。
エッセンシャルオイル(精油)とは
公益法人AEAJによれば、エッセンシャルオイル(精油)とは「植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質」のことです。
エッセンシャルオイル(精油)は抽出された植物の種類・抽出部位・抽出方法によって香りが異なります。
例えばラベンダーなどの花から抽出されたオイルは甘い印象の香りですが、ヒノキなど木から抽出されたオイルは落ち着きのある印象の香りが多いです。
基本的には希釈して香水のように使ったり、ルームフレグランスとして使うことが多いですが、肌のマッサージに使ったりそのまま香りを楽しんだりと様々な使い方ができるので、自分に合った使い方を試してみてくださいね!
フローラル系
ラベンダー
ラベンダーには、優れた鎮静作用があり、ストレスなどによって緊張した心や体をそっとほぐしてくれる働きがあります。
また、自律神経を整えてくれる効果もあるので、寝つきが悪いときにも最適なアロマです。
ラベンダーには皮膚の修復作用もあり、昔から植物療法ではスキンケアとしても使われてきました。
ゼラニウム
ゼラニウムには、心と体、両方の働きを整えてくれる作用があり、ストレスなどによる緊張をほぐし、不安やイライラをそっと鎮めてくれます。
生理前や更年期のブルーな時期にも大活躍してくれるアロマです。
カモミール
ほんのりとした甘く優しい香りは、心を穏やかにしてストレスや緊張をそっとほぐし、体のバランスを整えてくれる作用があります。
また、カモミール・ジャーマンに含まれる”カマズレン”という成分には、優れた抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症作用があるため、植物療法ではスキンケアや消化器の不調の改善に使われてきました。
ネロリ
ネロリの深みのある明るい香りは、気分をパッと明るくし、優しい気持ちにさせてくれます。ストレスや緊張を和らげ、心と体のバランスも整えてくれる効果があります。
ネロリはたくさんのお花からわずかしかとれない希少なアロマです。
アロマオイルとの違いは
エッセンシャルオイル(精油)は植物から抽出された天然由来の原液のことを指す一方で、アロマオイルはエッセンシャルオイル(精油)に加えて香料・キャリアオイル・無水エタノールなどが添加されている製品を指します。
エッセンシャルオイル(精油)は希釈されていないので肌への刺激が強いです。十分に希釈すれば香りを楽しむだけでなくマッサージや保湿ケアにも使うことができますが、希釈せずにそのまま肌へ塗布するのは刺激が強すぎるのでやめておきましょう。
アロマオイルは成分によって用途が異なります。エッセンシャルオイル(精油)を希釈したアロマオイルは直接肌につけて使用できますが、肌につける目的で作られていない人工的な香料を使ったアロマオイルを肌につけるのはおすすめできません。
アロマオイルは購入するときにも注意が必要です。希釈済みのオイルをエッセンシャルオイル(精油)として販売していたり、逆に原液のエッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルとして販売していることもあります。
そのため購入するときには成分表示を確認して希釈されているかどうかをチェックするようにしましょう。アロマオイルの使い方をより詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
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